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2009年6月13日 (土)

慣れない子猫その5

猫おばさんBの元から引き上げてきた直後の子猫は、

お腹が便でパンパンだった。

トイレにやってきてもと苦しげに鳴くばかり。

全然出ていない。

トイレに来たところを捕まえてお腹と肛門マッサージする。

10分後に無事に物様が出てきた。

それまではよかった。

今度はトイレで捕まったのがショックだったのか、

ごはんが変わったからかひどく下痢をするようになった。

下痢もひどく、吐き気もひどい。

Bushilog1166_2

水を飲んでは噴水のように吹き続け、とうとう胃液まで吐いた。

水分が全然体内に入らない。

慌てて動物病院へ直行。

洗濯物のネットに入れてもさらに暴れようとする。

手提げかばんに入れハンモックのようにしたら大人しくなった。

背中に抗生剤、栄養剤の点滴を打ち、整腸剤を飲ませる。

病院ではさすがの子猫もぐったりとおとなしくしていた。

Bushilog1167_2

ちょうど5月の初めに私も全く同じ症状で救急で点滴を打った。

自律神経が原因だといつもお世話になっている病院で

告げられた。

先生曰く、後頭部、肩、背中の凝りが原因だという。

思い当たって子猫の首のあたりに触れてみると首筋に

ワイヤーが入っているかのように凝り固まっていた。

心臓は早鐘のように常に鳴っているため呼吸も浅い。

ここで揉みほぐしても余計に子猫に負担をかけてしまう。

もう手を打つ方法は、子猫の視界から

私がいなくなることしかないと思った。

翌朝仕事前に武士の姿を見て近寄ってきた子猫に

タオルをかぶせて捕獲し、洗濯ネット&かばんに入れて

電車で元の江戸川に帰した。

元の群れに戻ると子猫はうれしそうに近寄っていくが、

母親から手ひどいビンタを食らい、

若い猫から突っかかれている。

やはり最後まで面倒みなければいけなかったと

後悔して取り返そうとするも、

子猫は近寄れば近寄るほど恐怖で顔をゆがめる。

私の半端な愛護のせいで群れには一から入らなくては

いけなくなってしまった子猫。

親に会いたくてようやく出会えたのに、

冷たくあしらわれて困惑で泣き叫ぶ子猫。

身の程。身の程を知った。

保護をするなら最後まで子猫の終生まで面倒見切る

くらいの覚悟と生活を築き上げなければいけなかった。

半端な覚悟とお粗末な責任。

戒めとしてここに記すことになりました。

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保護した子猫」カテゴリの記事

コメント

太っちょの母さんへ
ポスター回収完了しました。
皆様口をそろえて喜んで下さいました。
だんなさまの気持ちわかります(笑)
そこまできて美味しいところが・・・!
だんな様も連日の捜索で必死であったことがよくわかります。
そんな一生懸命いっしょになってくれるだんな様
素敵です♪
私のだんな様になる人、第一条件も「猫好き」と欄に書き込まなくては・・・(笑)
太っちょくんも父さん母さんもゆっくり休んでお疲れを取ってくださいね。
太っちょくんはせっかく痩せたのだから、適正体重に目指せるチャンス!
ゲボ吐かない程度召し上がれ!

投稿: ayyan | 2009年6月13日 (土) 23時02分

パピコ代理さんへ
コメントありがとうございます。
保護は一人ではやってはいけないことを痛切に感じました。
デルちゃんに対してもあきらめないパピコ代理さんの姿勢、銀ちゃんに対してもブレない姿勢、限度いっぱいの保護活動を見極め、進め行っているパピコ代理さんのお考えは、今までの苦労と辛酸の経験から初めて確立されたものだろうと、今になって思います。
今回はいろいろなことで本当に勉強不足でした。
まだ終わりではないのでこれからできることを
考えていきたいと思います。
これからもご助言下さいますようよろしくお願いいたします。

投稿: ayyan | 2009年6月13日 (土) 22時50分

確かにじゅんこさんのコメント書いている時間も朝早いですね。(苦笑)でも、太っちょのいない生活を思えば、朝3時に起こされるのは、今は喜びにさえ思えます。:)
太っちょが身をもって私に教えてくれました。あの経験が無ければ、私には気づかない事でした。(苦笑)

投稿: じゅんこさん | 2009年6月13日 (土) 16時58分

ポスターの回収ありがとうございます。
ポスターを太っちょの為に、あちこちに貼って頂き、猫おばさんにも色々説明して頂き、情報をありがとうございました。猫おばさん達にもどうぞ、どうぞ宜しくお伝え下さい。ayyanには本当に、本当に感謝しております。どうぞ忘れないで下さい。ayyanが作ってくれたポスターで奇跡の第一歩が始まったのですから。
今だから笑えますが、主人は本当に頑張ってくれました。でも、予想と労力がはずれ、最後は自分が車の下で、太っちょと見つけ1時間太っちょを説得して、もう少しの所でスライディングして、太っちょに逃げられました。彼は自分の手で太っちょを捕まえたかった見たいです。私が太っちょを連れ帰ったら、”何でみっちーが捕まえるの!、俺が捕まえるはずだったのに!!”が第一声でした。(笑)体験してみて初めて、分かる事。
ayyan?今、お忙しいそうですね。体に気をつけて下さいね。お互いに体力勝負です。:)太っちょも早く武士君の背中になるように、沢山食わせます。武士君の背中が大好きです。たのもしい、武士よ!母ちゃんを守ってやれよ。

投稿: ayyanへ | 2009年6月13日 (土) 16時54分

そうでしたか。。私も同じ経験をしたことがあるから・・。つぶちゃんの兄弟のデルコは、一度は保護できたのに、リリースしてしまいました。今は落ち着いたらもう一度保護したいと思っています。色々タイミングとかあるんですよね。あのとき、リリースしなければ良かったと今となってはすごく後悔しています。ただ、猫自体の体調が悪くなってしまうのが一番辛いし、どうしていいかわからなくなってしまいますよね。。今は、あの頃よりは私達人間側も多少は学んだから、できることも少しは増えたかな、と思っています。何もかも自分でやろうとするとうまくいかないこともあるし、なんか何を言いたいのかわからなくちゃったいましたが、河原の猫たちが少しでも幸せに暮らせますように。。。

投稿: パピコ代理 | 2009年6月13日 (土) 15時07分

非公開さんへ

この度は的確なアドバイスありがとうございました。
猫じゃらしで遊ぶことも背中をなでることも、精神の安定に重要な意味をもたらすことだと改めて知りました。
なにげない行動の意味を私は猫の事も日常にもおおざっぱに捉えすぎでした。
役割分担を決めて対処することは、子供の教育方法なども使っておりますね。
子猫にとって捕獲した人、怖い人が私でしたのと、
役割分担できる人もおりませんでしたし、部屋も保護部屋がつくれるほどでもありませんでした。
落ち込むのは原因がわからなかったり、感情優先の思考だったりと現状が正しく把握できない事から起こると思いますので、非公開さんのコメントを読ませて頂いて、御かげ様で今回の問題点を冷静にみることができました。
ありがとうございます。
至らないブログですがこれからもご助言下さいますようよろしくお願いいたします。

投稿: ayyan | 2009年6月13日 (土) 14時30分

じゅんこさんへ
自然のものをいじることは難しいと思いました。
猫の出産のサイクルはとても早いのですね。
母さんまた身ごもったのかもしれません。
武士の臭いが子猫にたっぷりついていたので、落としてから戻せばよかったとこれまた反省点です。
子猫や猫達は江戸川の伊藤遊船の方々がごはんをあげておりますので、飢えて死ぬことはないのですが、状況を聞くより、現状から逃げずに見届けてきます。
今日は朝早いですね。
みんな猫にたたき起こされても。。。愛ですね。

投稿: ayyan | 2009年6月13日 (土) 14時12分

太っちょの母さんへ
いつもありがとうございます。
自分を責める方向はもうよします。
太っちょの母さんのブログで飼い主の覚悟と命の尊さを実況中継で読んでから、落ち込むより実行が先ですよね。
遅くなりましたが、太っちょポスター回収行ってきます。
ありがとうございました。

投稿: ayyan | 2009年6月13日 (土) 14時00分

今回の反省点は、猫じゃらしで 遊ぶ時間が少なかった事だと思います。人なれしていない子は、じゃらしで遊んで腸を刺激する、信頼関係をきずく。人なれしていれば、頭から尾まで 背骨にそって なでて 自律神経の安定から排便をうながす。皮膚刺激から排便を促す(親猫が子猫をなめる のと同じです)一番の失敗は、食事(えさ)をくれる人と 捕まえていじくりまわした人(おなかマッサージ)とが 同一人物に なった事です。捕まえて弄繰り回すのは 医者(怖い人)、助け出して 愛してくれて 食事をくれる いい人は、貴女 という やくまわり がベスト でした。神経質な家では、避妊 虚勢の絶食は 必ず入院絶食、飼い主は 監禁解放 食事 おやつ供給 役 正義の味方。というところもあります。親猫が なつかない むずかしいケースで、最初からではなく 2番目からの保護で(経過観察する時間が少ない) 保護部屋(外界からの刺激をしゃだん できる)がない、三重苦でしたので 普通は 無理です。自分を責めない事です。じゃらしで 信頼構築、怖い事は 他人(医者)にやってもらって 飼い主は善人。自分を責めない。という方向で いくといいと思います。元気出してください。

投稿: 非公開 | 2009年6月13日 (土) 10時27分

私もはんぺんに起こされてこんな時間コメントなんて書いてるけど、
お互い苦労しますね、太っちょの母さん!

投稿: じゅんこ | 2009年6月13日 (土) 04時18分

そうだったんですねー。
そんな場面をみちゃうと、後悔ばかりでたまらないでしょうね。
でも2か月半なら親からも徐々に離れる時期だと思います。
本に書いてあったけど、母猫って次の子供を身ごもり産んだら、前の子をとっても冷たくあしらうようです。
発情のサイクルって恐ろしく早くて、子猫が離乳食になったらもう次の子供を身ごもる準備を始める猫もいますよね。

ayyanさんが保護&リリースしなくても、子猫はいずれそういう体験をするんだっただろうし、あとは、その子が餌に困らないように見守るしかないでしょうね。

投稿: じゅんこ | 2009年6月13日 (土) 04時17分

ayyan? 本当にお疲れ様。私も自分への戒めとして今の太っちょの脱走記録を残したけれど、私の飼い主の浅はかな考えで太っちょにあんな目に遭わせてしまいました。朝早く起こされるので、一瞬”太っちょがいなければゆっくり熟睡できるのに”そんな考えが頭の中を交差しました。
でも、それからは地獄の日々でしたが。私も改めて、動物を飼う飼い主の覚悟と命の尊さを痛感しました。お互いにもう自分を責めるのはやめましょう。そして本当にお疲れ様。

投稿: 太っちょの母です。 | 2009年6月13日 (土) 03時59分

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